スマホや固定電話に、18から始まる電話番号から突然着信があると、少し身構えてしまいますよね。
見たことがない番号だけど大丈夫?、出るべき?、折り返したほうがいいのかなと迷った経験がある方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、18から始まる電話番号は要注意です。
もちろん、すべての番号が危険というわけではありません。
ですが、見慣れない番号の中には、国際電話を悪用したワン切り詐欺や高額請求を狙う迷惑電話が含まれていることがあります。
特に怖いのは、ちょっと気になるからと軽い気持ちで折り返してしまうことです。
それだけで高額な通話料が発生したり、自動音声による詐欺に誘導されたりするケースもあります。
この記事では、18から始まる電話番号がなぜ要注意なのかをはじめ、考えられる詐欺の手口、着信があったときの正しい対処法、iPhone・Androidでの着信拒否の方法まで、わかりやすくまとめました。
家族にも共有しておきたい内容なので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
18から始まる電話番号とは?まず知っておきたい基本
普段よく見かける電話番号といえば、03や06のような市外局番、あるいは090・080・070で始まる携帯番号が中心です。
そのため、18から始まる電話番号を見ると、それだけでなんだか普通の番号ではなさそうと感じる方も多いはずです。
実際、18から始まる番号は、一般的な携帯番号や固定電話番号とは違う見え方をすることがあり、その違和感を利用して不安をあおるケースもあります。
まずは、どうして18から始まるように見えるのかを整理しておきましょう。
特殊番号の一部である場合がある
18から始まる番号の中には、特殊な用途で使われる番号もあります。
たとえば118は、海上保安庁への緊急通報番号です。
ただし、こうした番号は日常的に使うものではありません。
そのため、着信画面に18から始まる番号が表示されると、多くの人にとっては見慣れない、不自然な番号に感じられます。
国際電話が18から始まるように見えることがある
特に注意したいのが、海外からの電話が18から始まる電話番号のように表示されるケースです。
たとえば、+1で始まる国際電話番号のあとに「8」が続くと、端末の表示によっては「18…」のように見えることがあります。
代表的なものとしては、以下のような番号帯があります。
・+1-876(ジャマイカ)
・+1-868(トリニダード・トバゴ)
・+1-809 / +1-829 / +1-849(ドミニカ共和国関連)
これらの番号帯は、過去にもワン切り詐欺や高額な国際通話料を狙う迷惑電話に悪用されてきました。
つまり、見た目だけでは国内の番号のように感じても、実際には海外の不審な着信である可能性があるのです。
186や184とは別の話
18から始まる番号と聞くと、186や184を思い浮かべる方もいるかもしれません。
たしかにこれらも18で始まりますが、これは発信時に番号通知の設定を切り替えるための番号です。
・186:番号通知あり
・184:番号通知なし
これらは通常、着信番号としてそのまま表示されるものではありません。
そのため、着信履歴に見慣れない18から始まる電話番号が残っていた場合は、別の可能性を考えたほうが安全です。
18から始まる電話番号が要注意といわれる理由

では、なぜここまで18から始まる電話番号は要注意といわれるのでしょうか。
理由はひとつではなく、いくつかの危険が重なっているからです。
ワン切り詐欺に使われやすい
もっとも代表的なのが、ワン切り詐欺です。
これは、1回だけ着信を鳴らしてすぐ切り、相手に誰だろう?と思わせて折り返しを誘う手口です。
知らない番号でも、着信履歴が残っていると気になってしまうものです。
仕事の連絡かもしれない、宅配便かもしれない、何か急ぎの用事かもしれない。そう思って折り返してしまう人は少なくありません。
しかし、その折り返し先が海外の高額課金番号だった場合、短時間の通話でも高い料金が発生することがあります。
これが、18から始まる電話番号が要注意とされる大きな理由のひとつです。
高額請求につながるおそれがある
国際電話は、接続先によって通話料金が高くなることがあります。
そのため、国内通話の感覚で折り返してしまうと、あとから思わぬ請求が発生することがあります。
しかも、詐欺目的の電話では、自動音声や保留音を使って通話時間を長引かせることがあります。
このまま待てばつながるかもと思っているうちに、通話料だけが積み上がっていくのです。
数分の通話でも、あとから請求額を見て驚くケースは珍しくありません。
だからこそ、18から始まる電話番号には安易に折り返さないことが大切です。
自動音声やなりすまし詐欺につながることもある
不審な電話では、自動音声が流れるケースもよくあります。
たとえば、次のような内容です。
・未払い料金があります
・あなたの口座に異常があります
・本人確認が必要です
・法的措置の対象です
こうしたメッセージは、聞いた人を焦らせるために作られています。
不安になると、人は冷静な判断がしにくくなります。
そこを狙って、番号を押させたり、個人情報を入力させたり、オペレーターにつないで金銭を要求したりするのです。
さらに、一度でも電話に出てしまうと、この番号はつながると判断され、別の迷惑電話が増えることもあります。
総務省も国際電話を悪用した詐欺に注意喚起している
こうした不審電話については、個人の感覚だけでなく、公的にも注意喚起が行われています。
総務省では以前から、国際電話番号を悪用した詐欺電話への警戒を呼びかけています。
特に問題視されているのが、見覚えのない海外番号からの着信です。
着信履歴だけを見ると国内の番号のように感じることもありますが、実際には高額な国際通話につながるケースがあります。
詐欺の手口は少しずつ変化していますが、基本はとてもシンプルです。
不安にさせる、急がせる、折り返させる。
この流れで相手の判断力を鈍らせるのが、典型的なやり方です。
そのため、知らない18から始まる電話番号を見かけたら、まずは要注意と考えるくらいでちょうどよいでしょう。
固定電話とスマホではリスクの出方が違う
同じ不審電話でも、固定電話とスマホでは被害の広がり方が少し異なります。
それぞれの特徴を知っておくと、対策もしやすくなります。
固定電話は出てしまうリスクが高い
固定電話は、特に高齢の家族が使っている家庭で注意が必要です。
スマホと違って、着信相手を細かく確認する前に反射的に受話器を取ってしまうことがあるからです。
その結果、相手のペースで会話が始まり、
・支払いが必要です
・還付金があります
・本人確認が必要です
・警察です、銀行です、役所です
といった話を信じてしまうことがあります。
また、ナンバーディスプレイや留守番電話を設定していない家庭では、怪しい番号への警戒が弱くなりがちです。
固定電話こそ、18から始まる電話番号は要注意という認識を家族で共有しておくことが大切です。
スマホはSMS詐欺と組み合わさりやすい
スマホの場合は、電話だけで終わらないことがあります。
不審な着信のあとに、SMSでメッセージが届くケースも少なくありません。
・荷物をお届けしましたが不在でした
・アカウント認証が必要です
・お支払いに問題があります
といった内容でURLを送り、偽サイトへ誘導する手口です。
ここでIDやパスワード、クレジットカード情報を入力してしまうと、被害は通話料だけでは済みません。
スマホは便利な反面、電話・SMS・アプリがつながっているぶん、被害が広がりやすい面があります。
18から始まる電話番号から着信があったときの正しい対処法
不審な番号から着信があると、つい気持ちがざわつきますが、こういうときこそ落ち着いて対応することが大切です。
出ない・折り返さない
いちばん大事なのは、知らない18から始まる電話番号には出ないこと、そして折り返さないことです。
本当に大切な連絡であれば、相手は留守番電話を残したり、時間をおいて再度連絡したり、別の方法で連絡してきたりすることが多いものです。
何もメッセージが残っていないのに、こちらから急いで折り返す必要はありません。
失礼だったらどうしようと思う必要はありませんので、見覚えのない番号に慎重になるのは、今の時代ではごく自然な自衛です。
番号をネットで確認する
着信履歴に残った番号が気になる場合は、まずインターネットで検索してみましょう。
迷惑電話として報告されている番号であれば、口コミや注意喚起が見つかることがあります。
ただし、検索して情報が出てこなかったからといって、安全とは限りません。
新しい番号が使われていることもあるため、18から始まる電話番号は要注意という前提で慎重に判断することが大切です。
個人情報は絶対に伝えない
もしうっかり電話に出てしまっても、相手に個人情報を伝えてはいけません。
・氏名
・住所
・生年月日
・口座情報
・クレジットカード情報
・認証コード
・家族構成
こうした情報は、ひとつだけでも悪用される可能性があります。
相手が企業名や公的機関名を名乗っていても、その場で信用しないことが大切です。
少しでも不審ならすぐ切る
少しでも違和感があれば、会話を続ける必要はありません。
必要なら公式窓口に確認しますとだけ伝えて切ってしまって大丈夫です。
相手の話を最後まで聞こうとすると、心理的に巻き込まれやすくなります。
不審電話への対応は、丁寧さよりも安全優先で考えましょう。
iPhoneで着信拒否する方法
iPhoneを使っている場合、不審な番号は比較的簡単にブロックできます。
1,電話アプリを開く
2,着信履歴から対象の番号を探す
3,番号の横にある「i」マークをタップする
4,画面下の「この発信者を着信拒否」を選ぶ
これで、その番号からの着信やメッセージをブロックできます。
さらに、設定アプリから、電話→不明な発信者を消音をオンにしておくと、連絡先に登録されていない番号からの着信を自動で抑えることができます。
仕事の都合などで困らない方なら、かなり有効な対策です。
Androidで着信拒否する方法
Androidは機種によって多少表示が異なりますが、基本的な流れは似ています。
1,電話アプリを開く
2,着信履歴から不審な番号を選ぶ
3,長押し、またはメニューを開く
4,ブロックまたはスパムとして報告を選ぶ
また、Android端末の中には、迷惑電話の警告機能やスパム保護機能が標準で入っているものもあります。
設定を見直して有効にしておくと、怪しい番号への対策がしやすくなります。
迷惑電話対策アプリを活用するのも有効
迷惑電話が何度もかかってくる場合は、識別アプリを活用するのもひとつの方法です。
こうしたアプリは、利用者から報告された迷惑番号のデータベースをもとに、不審な着信を警告してくれます。
また、通信会社が提供している迷惑電話対策サービスを利用するのもおすすめです。
特に、高齢の家族がいる場合は、端末設定だけでなく、こうしたサービスも組み合わせたほうが安心感があります。
家族にも共有しておきたい注意点
詐欺電話は、自分が気をつけていても、家族が被害にあうことがあります。
とくに高齢の親や祖父母は、電話に出るのが礼儀と考えていることもあり、不審な相手にも応じてしまいがちです。
だからこそ、家庭内で次のようなルールを共有しておくと安心です。
・知らない番号には出ない
・18から始まる電話番号は要注意と考える
・折り返す前に家族へ相談する
・留守番電話を活用する
・SMSのURLは開かない
・お金や個人情報の話が出たらすぐ切る
難しいルールである必要はありません。
シンプルでも、家族で共通認識を持っておくだけで、被害の防止につながります。
被害が心配なときの相談先
もし不審な電話に出てしまったり、個人情報を伝えてしまったりした場合は、ひとりで抱え込まないことが大切です。
早めに相談すれば、被害の拡大を防げる可能性があります。
控えておきたい情報は、次のとおりです。
・電話番号
・着信日時
・相手の名乗り
・通話内容
・指示された内容
・伝えてしまった情報
相談先としては、以下が代表的です。
・警察相談専用電話:#9110
・消費者ホットライン:188
・契約している携帯会社・固定電話会社のサポート窓口
・クレジットカード情報を伝えた場合はカード会社
こんなことで相談していいのかなと迷う必要はありません。
少しでも不安があるなら、早めに確認したほうが安心です。
よくある質問
Q:18から始まる電話番号は全部危険ですか?
A:すべてが危険とは限りません。
ただし、一般的な国内番号とは違う見え方をするため、要注意の電話番号として慎重に対応する必要があります。
心当たりがないなら、出ない・折り返さないを基本に考えましょう。
Q:着信拒否しても問題ありませんか?
A:基本的には問題ありません。
本当に重要な連絡であれば、相手は別の方法で連絡してくることが多いため、見覚えのない番号を無理に受ける必要はありません。
Q:うっかり折り返してしまったらどうすればいいですか?
A:すぐに通話を終了し、通話時間や発信先を確認しましょう。
そのうえで、携帯会社や固定電話会社に相談し、不審な請求がないか確認するのが安心です。
不安が強い場合は、消費者ホットラインや警察相談窓口にも相談してください。
Q:個人情報を伝えてしまった場合は?
A:内容によって対応は変わりますが、氏名や住所だけでなく、口座情報やカード情報、認証コードなどを伝えた場合は特に注意が必要です。
カード会社や金融機関、通信会社、警察へ早めに連絡し、必要に応じて利用停止や再発行の手続きを進めましょう。
まとめ
18から始まる電話番号は要注意です。
その理由は、国際電話の一部がそう見えることがあり、ワン切り詐欺や高額請求、自動音声詐欺、SMSを使ったフィッシングなどに悪用される可能性があるからです。
知らない番号から着信があると、つい気になってしまうものです。
ですが、そのちょっと気になるが、詐欺の入り口になることもあります。
迷ったときは、次の対応を徹底してください。
・出ない
・折り返さない
・番号を確認する
・着信拒否する
・不安なら相談する
今は、慎重なくらいでちょうどいい時代です。
自分を守るためにも、大切な家族を守るためにも、18から始まる電話番号は要注意という意識を持っておきましょう。

